地中海で最凶の私掠国家は、実はキリスト系の聖ヨハネ騎士団とトスカーナだった!
地中海の私掠船/海賊というと、アルジェ、トリポリ、チュニスなどイスラム系のバルバリア海賊が有名ですが、地中海で最凶の私掠国家は、実はキリスト系の聖ヨハネ騎士団とトスカーナだった!
〔関連書籍〕 海賊と商人の地中海
西地中海では猛威をふるっていたらしいです。
東地中海では、商人を恐怖におののかせたのはキリスト教徒の海賊だった。
ここでは、(中略)大挙して東方に出撃してくるカトリック海賊が、イスラム海賊よりも恐れられていた。
聖ヨハネ騎士団、この狭い小島に10隻もの戦闘ガレー
オスマンにロードス島を追われ、マルタで再起させられた聖ヨハネ騎士団。
カラヴェル4隻に加えて10隻もの戦闘ガレー。いったい何にお使いで?
一方で、私掠行為を主要産業とする国家もあった。
地中海特有の「私掠国家(エタ・コルセール)」であるキリスト教徒勢力のなかで最も強力な私掠国家だったのが、聖ヨハネ騎士団である。
さらに国策ときたら「海のレコンキスタ」。このほかに、海軍上限を50%増やす国策もあります。
ガレーの戦闘力: +10%、私掠の効率: +25%
トスカーナの皮を被った聖ステファーノ騎士団
聖ステファーノ騎士たちはまもなく、貪欲で獰猛な私掠者として名を馳せることになった。彼らを上回る存在は、地中海の東でも西でも、マルタの聖ヨハネ騎士しかいなかった。
こちらは、それほどでもなかった。特に私掠を強化する国策も無し。