SSDが遅かった原因が数年経った今頃判明。SATA3ケーブルが3GB/sのままだった...
タブレットPCに内蔵されているSSD (NVme Samsung MZFLV256, 250GB)と比べて、デスクトップPCのSSD (Intel SSD, 335 Series, 240GB)がベンチマークの差以上にあからさまに遅いので、不満に思って新たにCrucial MX200 SSD, 500GBを購入した。
2016年度のSSDの中では最もオススメで、安いうえ、ランダムアクセスも相当早いとのこと。
そして、これをマザーボード (GA-890GPA-UD3H, REV 1.0)に取り付けるためにマニュアルを見たとき、とても残念なことに気付いた。
SATA3 6Gb/s 対応マザボのくせに添付ケーブルが3Gbp/s...orz
なんとマザーボード付属のSATA3ケーブルが3Gbp/s × 4本と書いてあり、どうやらそれを使っている。まさかと思ってIntel SSDの箱を調べたら、二重箱の下のほうに、6Gbp/sのケーブルが入っていた... マザーボード自体はSATA3 6Gbp/s対応なのだが、付属のケーブルはそうじゃなかったらしい。
一方でCrucialの箱にはSATA3 6Gbp/sケーブルが入っていなかったので、これを繋ぐことにしたが、少なくとも数年間、Intel SSDの能力がまともに発揮できない状況で運用していたことになる。そりゃあ遅いわ。
SSDとケーブルを交換したらあからさまに早くなった。
EU4も早くなったが、OS起動が倍以上に早くなり、ブラウザの挙動は瞬速レベルにまで早くなった。
タブレットPC(Suface 4 Pro)と比べて2倍くらいEU4の起動時間がかかっていたのが、3秒差にまで迫った。
このさいハードディスクも新調するか。
実は、データバックアップディスクに使っているハードディスクが50%くらいの確率で認識されない状態となっており怪しいので、ハードディスクも交換しておくことにする(早くやれよ!)。
一番人気はWestern Digital Redのようだが、少し割高だが、このディスクの故障率が特に低いらしいのでこれにする。
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このパッケージには、SATA3ケーブルは入っていないので、Intel用も含めて、ケーブルも2本買っておくことにした。
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HDD換装後、CRITICAL_PROCESS_DIEDエラーが発生
ハードディスク換装後、ある時点からシステムが不安定に。
ついにCRITICAL_PROCESS_DIEDでブルースクリーン表示されるようになってしまった。
SSDのほうもBIOSが認識したりしなかったり
調べていくと、SSDを認識しないことは、よくあることらしかった。
BIOSレベルでドライブが認識されたり、されなかったりを繰り返す。
調べていくうちにいろいろ不備が判明。
マザーボード(GA-890GPA-UD3H rev 1.0)のBIOS設定や物理的な接続にも、続々と不備が発見された。
- 前面ファン(SYS_FAN)の電源が繋がっておらず、ディスク近辺の排熱がされていなかった。
=> 電源と接続したらファンが回り始めた。 - SATAポートが6つあるが0~4と5、6は別系統。どうやら0がマスターになりやすく、1はスレーブになりやすいようだった。
=> ブート用のドライブ(SSD)は、SATAポート0番に接続した。 - SATA3ケーブルが「カチッ」とはまっておらず、BIOSで認識したり/しなかったりを繰り返していた。
=> 全部外して両端で「カチッ」という音を確実に聞くまで、全てはめ直し。ブート用のドライブは、エラーが出なくなるまでケーブルを交換した。 - SATA3がNative IDEモードになっており、ACHIモードになっていなかった。
=> Windowsのレジストリを変更して再起動、BIOSをACHIに変更すると反映された。 - ハードディスクのS.M.A.R.Tもオンになっていなかった。
=> オンにしたら起動後のPOST画面でSMARTのチェックが出てくるようになった。 - マザーボードのリビジョンが最古のものであった上に、ファームウェアも古いままだった=>何とか見つけて最新に更新