Windows 10のOS環境も浄化したくなってしまった。
新しいSSDを購入したついでに、Windows 7からアップグレードしたために相当汚れちまっているに相違ないWindows 10のシステム領域も根本からきれいに浄化したいと思い、クリーンインストールするための手順を調べた。
しかし、大容量のUSBフラッシュメモリを持ってなかった。
ネットワーク経由でアップグレードしたので、当然ながらWindows 10のメディア(CD、DVD)は手もとに存在しないのだが、インターネット経由でブートイメージを取得してUSBフラッシュメモリに書き込めるツールをMicrosoftが提供しているので、これを使って行えた。
しかし、USBフラッシュメモリなんぞは昨今全く使わないので、手もとには256MBのものしかなく、いきなりお店に買いに行く羽目になった。16GBくらいあったほうがいいと、どこかに書いてあったので、その教えに従って購入したが、実際には3GBしかイメージが書き込まれなかったので容量は多すぎたようだ。
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ライセンスキーをメモって再インストールを開始
イメージは取得できるにしても、たぶんライセンスキーは別途必要になるんだろうと思って、システム情報で参照し、20桁の番号を紙にメモってからツールを起動した。
しかし、再インストール後に出てきた画面では、25桁のライセンスキーを要求される画面になっており、入力することなくスキップしても問題なかったので、どうやらこれは関係なかったようだ。
イメージ取得の遅いことといったら。
かれこれ3時間。しかし進捗は50%強から歩みが遅い。
調べてみたらUSBデバイスを外すとダウンロードのスピードがあがるとのこと。
マウスとキーボード以外のすべてのUSBデバイスを外したら、確かに少し早くなった...気がした。
USBフラッシュメモリにイメージが書き込まれた。
16GBのものを用意したが、結果的には3GBしか使っていなかった。
さっそく再起動してBIOSの設定を変更し、ブートデバイスをUSB-HDDだけにした。
...しかし、OSが見つからないとのエラーが出てしまった。
BIOSの疑わしい設定を何度も変更したが、全然改善しない。
マザーボードの不具合とのこと。
GigabyteのGA-890GPA-UD3Hという、今ではやや古めのマザーボードを使っていたので、USBからのOSブートの不具合がないか調べたら、Linuxなどでも起動せず苦労したらしい事例が割と多く見つかった。
うまくいった報告の中で、BIOSを更新したというのがあったので、自分もやってみることにした。マザーボードの隅っこに書いてあるリビジョン番号を懐中電灯で照らしてやっと読み取り、REV 1.0(リビジョン 1.0)という最古のモノであることが判明。
Gigabyteのサイトのダウンロードコーナーに行っても、REV 2.1、REV 3.1しか出てこない有り様だったが、何とかREV 1.0のダウンロードページを探し出した。
しかし、このページに置いてある圧縮ファイルが「.exe」だったため、セキュリティが強化されたWindowsのブラウザではダウンロードすることができず、結局Androidスマホでダウンロードし、拡張子を「.ex_」に変更してからWindowsに複写し、拡張子を府再び「.exe」に戻してから解凍(実行)する必要があった。
実行するとファイルが数個出てきたが、マザーボードのマニュアルによればFATでフォーマットされたUSBかHDDでない限り、BIOS更新ユーティリティ Q-Flashからは読み込めないとのことだったので、新しいUSBを使用せずに、わざと256MBのUSBを使ってみることにした。
Q-FlashでBIOSを最新化
BIOSのバージョンをmsinfo32(システム情報)で確認すると、当初はF3だったが、更新が終わるとF9(最新、といっても数年前だが)になった。
なおマニュアルにはFloppy Aを選択しろと書いてあったが、Bを選択しないといけなかった。
BIOSを更新したらUSB-HDDからブートできるようになった。
更新前はUSB-HDDをブートデバイスにしてもエラーが出て起動はできなかったが、更新したら起動できるようになった。
そもそもHomeかProどっちにすればいいのか?
ようやくWindowsのインストール手順に戻ってきたが、HomeとProのどっちにするのか質問された。Windows 7 Pro を使っていたのだが、どちらにすればいいのか分からなかったので調べたら、対応表があったのでProを選んだ。
なお、メモったライセンスキーは関係なかったようだ。
あとはつつがなく。
USBを抜き忘れて危うくもう一周しそうになったが、電源断、USB取り外し、ブートデバイスをSSDに変更(BIOS上は単にHDD扱い)。あとはほとんど問題もなく、Windows 10がクリーンインストールされた。
とはいえ、インストールだけで軽く10時間はかかったぞ。