※英語版に基づきます。日本語版の訳語は知りませんので、置き換えてください。

諸身分(等族、階級)estates のベストプラクティス

オーストリア・アップデート(パッチ1.30)で諸身分 estates の仕様が全面変更となったため、以下の記事はもはや無効です。

マイクロマネジメントに陥らないために

諸身分(階級、等族)estates は好き嫌いと評価が分かれる。
ある人はマイクロマネジメントだといい、別の人はそうでもないと。

確かに忠誠 loyalty と影響 influece を両方とも高い水準に保ち、かつ聖職 clergy に土地を与えて不穏 unrest を低減させるなどといった高止まりの小細工をしようとするとマイクロマネジメントになりがちなので、おおむね以下のように運営する。

諸身分との取り引き interaction や土地の付与・召し上げは同日に行う

  • よく微調整を間違えてセーブ&ロードをするし、領土が増えたり中核化が完了するなど開発 development 値が変わると微妙に率が変わったりするので、できれば月初日にまとめて行う。
  • 影響の再計算にはバグがあるようで、ある諸身分と取り引きを行うと、ときどき別の諸身分の影響の再計算がおかしくなることがあった。
    いじる前の影響の数値はメモしておくこと。
  • 諸身分イベントが発生した場合にも、すぐ確定させず、月初日に確定させる。
    王の前で誰かがアピールしている感じの絵柄のイベントがそれで、ある一定期間、影響力が上下する場合がある。月初日に揃えると期限が分かりやすい。

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取り引きの瞬間だけは影響 influence 75以上にする

  • 諸身分との取り引きのうち、君主力 monarc power、人的資源 manpower、援助金をもらえる取り引きは、影響が高いほどもらえる量が増える。
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  • 影響力100だと最大になるようだが、さすがに制御が難しいので75を目指す。
  • もらった後は土地を召し上げて 70未満に戻す。70以上で発生する極端な諸身分イベントを防ぐため。 
  • 開始後1年間は土地を召し上げることができない中、不測の諸身分イベントが起きる可能性は常にある。もし開始直後に影響 75にしてしまうと、その後の不測の諸身分イベントで不利な選択肢を選ばざるをえなくなる場合がある。
    このリスクを低減するには、開始直後に影響 65弱まで上げた後、一年間は諸身分との取り引きを我慢するのが良策。 もちろんリスクにすぎないので、早く安定度を +3にすることを優先して、開始直後から取り引きをしてもかまわないが。
  • 諸身分との取り引きで招聘した顧問 advisor の給料は、影響力が高いほど割引率が高くなる。 影響80以上で5割引き。パッチ1.26 あたりで仕様変更されたらしい。

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影響 80 を越える場合も、せめて 85 未満には抑える

パッチ1.26では、影響 100の時のみ災厄の進捗が始まる仕様に変更されたので、以下の説明は 80を 100と読み替えのこと。また、以下の説明がそのまま該当しない場合がある。

  • 80を超えると災厄の進捗カウンタが上がっていく。最低でも1%ずつ上がるので、80未満に戻らない限り、遅くとも8年4ヶ月後には災厄が発生する。
  • 85、90を境に、災厄の進捗率が2倍、3倍となる。 
  • 100だと爆速で上がるので、すぐ対策しておかないと相当危険。tombi-aburage.hatenadiary.jp

  • 原則として影響 70前後になるよう制御していれば、80を越えるような事態は不測の諸身分イベントが発生しない限り、起きないはず。諸身分との取り引きや諸身分イベントの効果は 10~15年くらいのものが多いことから進捗率1%であれば、ほとんどの場合、100%に達する前に自然に80未満になるのでマイクロマネジメントしなくてよい。
  • ブルジョア Burghers については、土地の割合を気にしなくてよいので、80を超えてもしばらく放置しておいてかまわない。

土地の付与

パッチ1.26で諸身分の仕様変更があり、最低限の割合の制約がなくなるなど、かなり変わった。よって以下の説明がそのまま該当しない場合がある。

  • 災厄が起きてしまうような場合を除き、原則として諸身分ごとに決められた最低限の割合の土地は必ず与えること。さもないと忠誠が悪化する。
  • 忠誠は50に向かって自然回復または減衰するので、影響70以上、忠誠50以上、かつ土地の割合が最低限を上回る場合には、最低限の割合に近づけるよう土地を召し上げて影響を少しでも減らす。忠誠は50を割るが、自然回復で50に戻るので長期的には損はない。

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  • 土地を与えると影響が増加するが、70までしか上げられない。75を目指す場合には60~65までは土地の付与で影響を上げてから、諸身分との取り引きを行って70超にする。
  • 諸身分に土地を与えると25%を超える地方自治ペナルティが無視できるので、与えるならば本土ではなく、占領したばかりの辺境の地などを与えるのがお得。
  • 聖職に土地を付与すると、不穏の低減にかなりの効果がある。
    ただし忠誠が40未満となった場合には、逆効果となってしまうので注意。 

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土地の召し上げ

  • 災厄が発動する前月までには、土地を召し上げてでも影響を80未満(できれば70未満)にせねばならない。
  • しかし忠誠40未満である状態で、土地を召し上げると、その州で叛乱が起きるので取り上げるにしても覚悟が必要。
  • 召し上げるさいには、まず忠誠40を少しだけ越える結果になるように州を召し上げる。この結果、影響80未満になれば召し上げは終了してもよい。
  • まだ80以上の場合、次の州を召し上げて忠誠40を割り込ませる。
  • これでもなお影響80以上の場合には、叛乱を承知で影響80未満にするに足る最小の開発値の州をさらに召し上げる。もちろん、その州に事前に陸軍を集めておいて、即座に鎮圧すべき。
  • 影響を80未満に下げても、まだ忠誠50以上と余裕があるときは、最低限の土地割合を維持できる限りにおいて、さらに土地を召し上げて影響を引き下げておくとよい。

諸身分との取り引き

  • 忠誠が足りないと行えない取り引きがあるので、忠誠を下げるような取り引きや土地の召し上げは後回しにすること。
  • 前述のとおり、影響力によって効果が変わる取引が幾つかあるので、取引の順番をよく考え、土地の付与・召し上げを行って取引前後に影響力の微修正を行うこと。
  • 影響が70を越える結果を招く取り引きは原則やらない。
    君主力獲得などでどうしても75以上にしたいときは、まず60~65になるまでは土地の付与をし、その後取り引きで75以上とし、取り引きが済んだら(別の、または一年後に)土地を召し上げて70未満に戻す。