ポルトガルでポーズ解除前後(序盤)にやること(パッチ v1.28.3.0 Spain)
CoP、WoN、Res Publica、El Dorado、Art of War (AoW) 、Common Sense、Cossacks、Mare Nostrum、Rights of Man、Mandate of Heaven 拡張 を適用している。
それ以降、2つ拡張 Expansion と 3つ Immersion Pack は出ているがまだ導入していない。Golden Century はちょっと欲しいと思ったが、評判は過去最悪の Mostly Negative (クソ)とのことなのでスルー。
パッチは出続けて Spain (いわゆるイベリアン・アップデート)となっている。
説明はインタフェースの左から順番に。
但し作業的には、階級 Estates にまつわる作業(インタフェースの右端)を最初にやったほうがいいので、階級の説明だけは先に行う。
階級との取り引きによって、宮廷に配置できる大臣、海軍に配置できる提督、すぐに使える君主力が出てくるので。
細かい点は異なると思うが、以前のパッチバージョンで動画を作成したので再掲する。
ポルトガルでポーズ解除前後(序盤)にやること(字幕あり)
階級 Estates
- 影響力が75以上80未満ギリギリになるように取り引きを行い、行政・軍事君主力を150ずつ獲得するのが基本。
但し、このパッチバージョンではポルトガル領内全ての領土が最初から諸身分に与えられているため、外交君主力については、1年経過して土地を再配分できるようになるまで獲得できないことに注意。
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軍事君主力は、いきなり獲得 Demand Military Support できる。
このパッチバージョンでは、ポルトガル領内の大半が最初から貴族に与えられているため。1年後に貴族から土地を召し上げる予定なので、忠誠度を上げるために 議会招集 Call Diet も行っておくとよい。 - 行政君主力は、聖職の支援を要求 Seek Support of the Clergy、異端審問官を雇う Recruit Inquisitor、教皇に使者を送る Send Emisarry to the Pope の後に獲得できる。
もしくは、異端審問官の代わりにセウタを聖職に与えるのでもよい。
基本的な手順は、下記のとおり。(以前のパッチバージョンの場合)
宮廷 Court
おそらくはパッチ1.18および Rights of Man 拡張の提供時に、政府タブから分離する形で宮廷タブが追加されるインタフェース変更があった。
君主について
開始時点では Afonso V 世は未成年であり、およそ3年後に即位を控えた摂政政治 Regency の状態である。
即位する年月日は、摂政の名前の上あたりにマウスオーバーすればツールチップで表示される。
顧問 advisor
ゲームシステムとしては能力+3の顧問を含めて3名まで雇用できるが、資金の都合で+1を3名雇用するのが普通である。
また能力+3であろうと+1であろうと定性的効果は変わらない一方、費用の方は階乗で増大する。差は毎月得られる君主力 monarc power の点数だけだ。
よほど収入に余裕があり君主力がぜひにも欲しい場合や、特定の効果がぜひにも欲しい場合以外には、能力+1の顧問を雇うべき。
ただし、Cossacksで導入された階級 estates との取り引きにより、通常の半額とか25%引きの報酬で雇える能力+2の顧問を出現させることができるようになっており、神学者 Theologian や外交官 Diplomat を出現させることができる。他の顧問の種類がイマイチな場合には、彼らを雇ってみるのもよい。
なお報酬の割引の大きさは、その諸身分の影響力の大きさによって変わる。
- 50歳台の顧問は雇わないこと。しばらくしたら若いのに入れ替わるので、若返るまでは選択せずに待つべし。
- 最初は誰でもかまわない。戦後は不穏低減 National Unrest の効果をもつ神学者 Theologian が望ましい。戦後の叛乱がいちばん資金と人的資源を浪費するので。
序盤は不穏がもともと低いので、階級の取引で神学者をいきなり出すのはやめておいた方がよい。いざというときのためにとっておく。 - 摂政政治のため、しばらく宣戦布告できないので、外交アドバイザー diplomacy の最優先はスパイの頭目 Spymaster 、交易効率+10の交易者 Trader などが望ましい。
- 軍事顧問はしばらく任命不要。軍事君主力は中盤にどのみち余るので、少しでも金を貯めておいた方がいい。
任命時期は誰が出ているかによる。戦争の直前に規律 Discipline(攻撃力増大)を上げる顧問を雇う、人的資源が上限に達したら陸軍上限 Land Forcelimit(連隊数増大)を上げる顧問や人的資源 National Manapower Modifier(人的資源の総量と回復速度増大)を上げる顧問を雇う。劣勢確実な戦争の場合には築城家 Engineer(敵の要塞攻略を長引かせる)などを好みで雇う。
傾斜配分 National Focus
政策の獲得や安定度の向上には行政君主力が必須なので、まずこれを急いで貯めるべき。行政君主力 administrative power に傾斜配分するボタンを押して+2する。
*動画では押し忘れているので3カ月後に押した。
行政君主力を +1 する顧問を雇っていれば、これで行政君主力は毎月10点となるはずだ。
政府 Govenment
何もすることはない。
外交 Diplomacy
仮想敵国(ライバル Rivals)指定
- グラナダ、モロッコをライバルにしておく。アラゴン、チュニスの同盟関係を確認したうえで、どちらかを3番目のライバルにしておく。
- 戦力投射 Power projection値に影響するので、とにかく2枠は必ず埋める。
アラゴン、トレムセンは味方になりうるので指定しないほうがよい。
仮想敵国を貿易封鎖 embargo
- 仮想敵国にした国を貿易封鎖して締め出す。
[Economy actions] - [Issue Embargo]
これにより戦力投射が +2 される。一応。
ただしグラナダは和平期間中なのでできない。
スパイ網の構築 Build Spy Network
スパイの仕様はパッチ1.16ですっかり変更となった。
スパイ網の構築 Build Spy Networkを行ってからでないと、アクションが行えない。
領有権主張 claim をするのにも、まずスパイ網を構築 Build Spy Networkして20点貯める必要があるので、
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グラナダにスパイ網を構築する。
今回のパッチバージョン Spain では、グラナダの州が3つから4つに増えている。マラガとグラナダが分離されたようだ。 -
そのうち外交官がヒマになったら、モロッコにも構築する。
関係改善 Improve Relation の候補
- トレムセン Tlemcen がポルトガルをライバル指定していない場合、同盟に引き込める可能性が高い。
- 教皇領との関係を改善しておくと教皇庁影響力 Papal Influence の貯まりが速くなる。
- チュニスが北アフリカの小国を攻めることが多いので、いつでも介入できるようにチュニスと対立している国(トゥーグラやジェリドなど)との関係を上げておくとよい。
- カスティリャがスース Sus に独立保障をかけた場合、 関係改善した上で便乗しておくとよい。
便乗した場合、海軍の維持費は最大値に戻しておいたほうがよい。独立と同時に開戦となるので。
経済 Economy
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陸軍維持費 Army Maintenanceを最低限とする。
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海軍維持費 Fleet Maintenance を最低限とする。
あるパッチ以降、艦隊 fleet を予備役 mothballにできるようになったので、平時は大型船と輸送船を予備役にして、小型船は艦隊維持費 Fleet Maintenanceは最大限のままで交易圏防衛させる運用が普通になった。
とはいえ新たに小型船が建造されるまでは、交易圏防衛 Protect Trade Node ではなく私掠船 Privateer 任務や探索 Exploration に従事させるので、維持費はゼロにしておいたほうが得。建造が終わって交易圏防衛に回した後で最大に戻せばいい。といっても 0.1/月程度の差でしかないが。
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腐敗の根絶 Root Out Corruption はゼロにしておいたほうが安全。
戦後に費用が跳ね上がるが、気づかず浪費することが多い。
別段資金を投入しなくても、行政・外交技術を先行させれば勝手に減少しはじめる。
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要塞は予備役 mothballにして維持費を削る。
リスボン、セウタ Ceuta、エヴォラ Evora の3か所あるので、全て予備役にする。エヴォラは昔は要塞はなかったが、どこかで追加されたようだ。
軍事 Military タブからまとめて行うこともできる。 - エヴォラ Evora の要塞は取り壊す。カスティリャ、フランスなどの大陸国と事を構える事態となった場合、この要塞程度では役に立たない。グラナダ、モロッコ戦でも役に立たない。
それよりも毎月の維持費 0.5 / 月を貯金すべき。
交易 Trade
- いつのパッチからか不明だが、サフィ Safi、チュニス Tunis に適切に配置されているので、何もすることはない。
技術 Technology
- 君主力が貯まるまで数年かかるので、何もすることはない。
政策 Ideas
- 君主力が貯まって行政技術が5に達するまで数年かかるので、何もすることはない。
使命と決定 Missions and Decisions
- 使命 Missions のシステムは、かなり昔のパッチで全面変更された。
バニラ(DLCなし)のように、何か1つを選択する必要はないので、何もする必要はない。
安定度と拡張 Stability and Expansion
- 安定度は収入にかなり影響するので、できるだけ高めを維持する。
- 傾斜配分を目一杯かけた結果、外交君主力の貯まりが遅い一方で、行政君主力が再序盤は余る傾向にあるので +3まで上げる。
宗教 Religion
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宣教師をセウタ Ceuta に送れないこともないが、改宗0%であり叛乱リスクがかなり増え、解けない改宗系の使命が発生するのでやめたほうがよい。
つまり何もしないのが得策。
軍事 Military
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許容人数2名を超過するので、追加の指揮官 leader を積極的に雇う理由はない。
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自動で要塞の維持費を上げるチェックボックス Autonomically raise maintenance durring war はオフに。
- 実は一発で全部の要塞を予備役 mothball にできるボタン Mothball all forts がここにある。
以上で国の状況 country view インタフェースの説明は終わり。
艦隊の運用について
海賊
探検
- El Doradoにより、ほとんどマイクロマネジメントする必要はなくなった。
- 小型船に探検家を割り当て、アフリカ西海岸、アフリカ西海岸(海岸)に向かわせる。海岸 (coast)の探索は、原則として海(sea)を探索した後に行うこと。
ランダム新世界方面が表示されている場合、奥が深く、なかなか探索が終わらないので最後に向かわせること。
予備役 mothball
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大型船 Early Carrack、輸送船 Cog は予備役にする。
もちろん金のためである。
生産について
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本国の沿海州で海軍上限いっぱいまで小型船を建造する。
パッチ Spain では開始時点で18隻保有しており20が上限なので2隻。 -
完成したら合流させ、艦隊維持費を最大にしてセビリア交易圏防衛に従事させる。
メッセージ設定について
介入の余地がある近隣諸国についてメッセージフィルタ設定 message filter setting をしておく。
最終チェック
すべて金にまつわる確認。
- 陸軍維持費は最低にしてあるか
- 要塞は予備役にしてあるか
- 大型船と輸送船は予備役にしてあるか
翌月チェック
- もし行政顧問に芸術家 Artist を雇った場合には、安定度を +2 に上げることができるはずなので上げる。
- メッセージは基本的に全部チェックする。特に同盟の成立。
- スース Sus に独立保障がかけられないか。
適宜チェック
1年後の作業
- 貴族からバイラ Beira を召し上げ、商人に与えて忠誠度を高めてから、提督に任命 Grant Admiralship、大臣を雇う Recruit Minister ことで外交君主力150 と資金獲得
もしくは、セウタを聖職に与えた場合にはポルトを聖職から召し上げて商人に与えるのでもよい。