※英語版に基づきます。日本語版の訳語は知りませんので、置き換えてください。

〔関連書籍〕あだ名で読む中世史

中世とあるので時代としては EU よりも CK ではあるが…

ひたすら同じ名前が出てきて区別がつかないヨーロッパ王朝において、
あだ名が識別に使われたことについての研究。

  • 当時の人々があだ名で呼んでいたわけではなかった
  • ゲルマン系は元々は姓がなかったが、よく使われる名や地名や職業などが姓になっていった
  • 実は個人のあだ名だったのが家系を示すようになった場合もある(カペーとか)

だとか王朝名の由来と、なんで同じ名前ばかりつけたがったのかがよくわかる。

末尾には、中世から近世にかけての300件のあだ名リストがあり、それぞれ数行の説明がついている。

あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる

あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる

 

ポルトガルでいうと

などが載っていた。

ジャンだらけになった事情も何となく分かったわ。

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