シヴィライゼーション(Civilization、Civ)
Civは文明の曙(BC4000)から近未来まで6000年以上を扱います。
EU4は15~19世紀までの400年弱を扱います。
Civはターン制であり数ヵ年まとめてトントン進みますが、EUは1日単位で地味に進行します。
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そのかわり、Civでは到底表現できない15~19世紀までの泥沼のヨーロッパ情勢を満喫できます。
- Civ4のフランスがルイ14世とナポレオンの割に何だか弱くて嫌だった方
ナポレオン軍(従士様)はもっとやればできる子のハズなのだが... - 技術や金を与えれば番犬の如く精勤するイサベルやモンテズマが安直で興醒め
そんな理由で戦争しませんよネ
と思った方は満足するはずです。
コロナイゼーション(Colonization、Col)
Civ4の派生として発売された版もありますが、あまりインパクト無かった印象なので、ハマった元祖Colのほうと比べます。
なお元祖はWindows 3.1とか95でした。なおシステムの一部を誰かが移植したFreeColなるものがあります。XPくらいまで動いた気もします。
ColはCivと同様にターン制であり、北アメリカ植民地側の視点で独立までを扱います。
EUは本国側の視点で、本国と全世界の植民地の両方を扱います。
- 動乱が続く大陸での優位性
- 植民地の権益確保
のどちらに集中すべきかで悩む政府のジレンマを満喫できます。
Colの展開が箱庭すぎて、本国との最終決戦もイマイチに感じた方は満足するはずです。
またEUにはColの自由の鐘に似た指標があり、植民地への関税率を上げると独立するあたりはコンセプトが似ています。
ヴィクトリア(Victoria、VIC)
イギリス、ドイツ、ロシア、アメリカ、イタリア、日本などの列強が富国強兵に励み威信を争うものです。
強力な国民国家が成立しつつあり、産業革命で生産力、軍事力、輸送力も上がっているので、速やかに国家を統合して、最後は総力戦でケリをつけます。
これはこれで面白くハマりましたが、列強以外でプレイする意味はあまり無く、国の単位も大きいので単純な展開になる傾向はあります。
EUでは国の数が何倍もあり、継承戦争で当然大国が生まれたり、包囲網を形成されてタコ殴りにされ分割されたり、情勢がくるくると変わります。
複数のプランを考えて、情勢にあわせて外交、軍事、植民などの政策を切り替える楽しみがあります。
ハーツ・オブ・アイアン(Hearts of Iron、HoI)
第二次大戦に向かっていく1936以降の10年くらいを扱います。
主に枢軸側(ドイツ、日本...と、イタリア)でプレイする軍事ゲームとして、第二次世界大戦の萌え要素である国ごとの軍事ディテール(航空機、艦船、圧倒的な軍事技術)を楽しむものです。パァーっとストレス解消したいときの箱庭ゲームとしては楽しいです。
マルチなら面白い展開になりえますが、シングルでプレイヤーが熟考すると必ず俺強え展開になるので、AIにハンデを与えた上で、さらにゲームの一時停止を一切禁止するなどの自分なりの縛りを入れて遊びます。
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EUは40倍近い期間を扱っており、軍事ディテールではHoIに及びません。攻城戦をすれば州あたり1年位かかるし、野戦では大会戦で主力があっさり全滅して、回復もままならずにその戦争全体の趨勢が決まることもしばしばです。
しかしながら勝っても負けても終了ではなく、再び外交関係を組みなおして、再軍備してリベンジできる楽しみがあります。