El Dorado、Art of War (AoW) 拡張 を適用し、かつパッチ1.9.2からパッチ1.16.3に上がったことで、探検や戦争は別物になった。説明はインタフェースの左から順番に。
政府 Government
君主について
開始時点では Afonso V 世は未成年であり、およそ3年後に即位を控えた摂政政治 Regency の状態である。
- パッチ1.9.3以降では、摂政政治になっているので、3年間は宣戦布告ができないことに注意。
Afonso V 世の統治能力は、可もなく不可もない平均的なものであり、摂政政治とトントン。将軍 general としての能力は中々優秀なほうであり、白兵 shock +2は Earl of Avantes に劣るものの、他はほぼ同格であり、攻城戦 siege +1はむしろ上回っている。
AoWでは要塞 fort を落とさないと戦勝点 war score がほとんど増えないし、砲兵 artillery が使えるようになるのも大分先なので、序盤から積極的に攻城戦メインで活用していくことになる。
顧問 advisor
ゲームシステムとしては能力+3の顧問を含めて3名まで雇用できるが、資金の都合で+1を3名しか雇用できない。
また能力+3であろうと+1であろうと定性的効果は変わらない一方、費用の方は階乗で増大する。差は毎月得られる君主力 monarc power の点数だけだ。
よほど収入に余裕があり君主力がぜひにも欲しい場合や、特定の効果がぜひにも欲しい場合以外には、能力+1の顧問を雇うべき。
- 資金 ducat を要求されるイベントがたまに発生することもあるので、最初は全部空席でもよく、ある程度、資金が貯まったら雇う位の気持ちでよい。
- 50歳台の顧問は雇わないこと。しばらくしたら若いのに入れ替わるので、3名とも若返るまでは選択せずに待つべし。
- 小型船を5隻建造すると資金は20しか残らない見込みなので、最初に雇うなら16.0の顧問1名までとする。二人目、三人目は数か月後に雇う。
- 行政アドバイザー administration は必須ではないが、資金が余ってもしかたないので、早く政策 Ideas を開放するために行政君主点を1点増やすべく任命してもかまわない。
最初は誰でもかまわない。戦後は不穏低減 National Unrest が望ましい。戦後の叛乱がいちばん資金と人的資源を浪費するので。 - しばらく宣戦布告できないので、外交アドバイザー diplomacy の最優先はスパイ Spymaster 、交易効率 Trade Efficiency が望ましい。
- 軍事アドバイザー military は任命不要。
2年後の戦争の直前に規律 Discipline(攻撃力増大)、陸軍上限 Land Forcelimit(連隊数増大)、人的資源 National Manapower Modifier(人的資源の総量と回復速度増大)、築城家 Engineer(敵の要塞攻略を長引かせる)などを好みで雇う。
外交 Diplomacy
仮想敵国(ライバル Rivals)指定
- モロッコ、チュニスをライバルにしておく。
戦力投射 Power projection値に影響するので、とにかく2枠は必ず埋める。
アラゴンは味方になりうるので指定しなくてもよいが、アラゴンからライバル指定されている場合には指定し返しておく。
ライバルを貿易封鎖 embargo
外交:ローマ教皇領との関係改善
以上の3点より、消去法で残るのがローマ教皇領との関係改善 Solidify our Papal Relationsとなる。
また、領有権主張 claim をするのにも、まずスパイ網を構築 Build Spy Networkして10点貯める必要があるので、
スパイの仕様はパッチ1.16ですっかり変更となった。
スパイ網の構築 Build Spy Networkを行ってからでないと、アクションが行えない。
経済 Economy
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陸軍維持費 Army Maintenanceを最低限とする。
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あるパッチ以降、艦隊 fleet を予備役 mothballにできるようになったので、平時は大型船と輸送船を予備役にして、小型船は艦隊維持費Fleet Maintenanceは最大限のままで交易圏防衛させる運用が普通になった。
とはいえ新たに5隻建造されるまでは、交易圏防衛 Protect Trade Node ではなく私掠船 Privateer 任務や探索 Exploration に従事させるので、維持費はゼロにしておいたほうが得。
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腐敗の根絶 Root Out Corruption はゼロにしておいたほうが安全。
戦後に費用が跳ね上がるが、気づかず浪費することが多い。
別段資金を投入しなくても、行政・外交技術を先行させれば勝手に減少しはじめる。
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要塞は予備役 mothballにして維持費を削る。
リスボン、セウタ(Ceuta)の2か所ある。
交易 Trade
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パッチ1.9ではサフィ Safi の商人をチュニスに配置換えしていたが、1.16では最初からそうなっているので、とくに何もしない。
技術 Technology
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君主力が貯まるまで数年かかるので、何もすることはない。
政策 Ideas
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君主力が貯まって行政技術が4に達するまで数年かかるので、何もすることはない。
使命と決定 Missions and Decisions
以上の3点より、消去法で残るのがローマ教皇領との関係改善 Solidify our Papal Relationsとなる。モロッコに攻め込む直前にでも、
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タンジール Tangir 領有と中核化の使命をとり、タンジールをとる。
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ガルブ Garb やメリヤ Medilla 領有の使命がでることもある。
効果はタンジールとは異なるが、もちろんこれらでもかまわない。
安定度と拡張 Stability and Expansion
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何もすることはない。
イベントや探索による威信の向上は、もはやほとんど無い。 - 最初の戦争が終わるまで安定度は操作する必要はない。戦後には叛乱抑制のため最大の+3まで安定度を上げたほうが良い。
宗教 Religion
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宣教師をセウタ Ceuta に送れないこともないが、改宗0%であり叛乱リスクがかなり増え、解けない改宗系の使命が発生するのでやめたほうがよい。
つまり何もしないのが得策。
軍事 Military
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あるパッチ以降、探検家 explorer は1名に削減されているが、それでも許容人数2名を超過するので、追加の指揮官 leader を積極的に雇う理由はない。
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自動で要塞の維持費を上げるチェックボックスはオフに。
- 実は一発で全部をmothballできるボタンがここにある。
艦隊の運用について
海賊
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小型船 Barque 5隻のうち2隻をセビリャ交易圏の私掠船 Privateerに回しておく。
残り3隻は探検家をつけて探検に回す。
探検
- El Doradoにより、ほとんどマイクロマネジメントする必要はなくなった。
- 小型船に探検家を割り当て、アフリカ西海岸、アフリカ西海岸(海岸)に向かわせる。海岸 (coast)の探索は、原則として海を探索した後に行うこと。
ランダム新世界方面が表示されている場合、奥が深く、なかなか探索が終わらないので最後に向かわせること。
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大型船 Early Carrack、輸送船 Cog は予備役にする。
生産について
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本国の沿海州5州すべてで海軍上限いっぱい(パッチ1.16では開始時点で18隻保有しており23が上限)小型船を建造する。
5隻とも完成したら合流させ、艦隊維持費を最大にしてセビリア交易圏防衛に従事させる。
その他
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アソーレスの自治レベルを1段階下げる。放置でもよい。