ポルトガルAAR カネの亡者(その2)アラゴン討伐
前回のあらすじ
スース Sus 独立支援・トゥーグラ Tougourt 防衛を経て北アフリカ方面へ順調な進出を遂げたポルトガル Portugal。10年経過した時点だがモロッコ Morocco、チュニス Tunis 両国の拡大リスクをほぼ完璧に封印した。
しかもお金は500ダカット以上となり、かなり余裕がある。
北アフリカでは、調子に乗ったトゥーグラは隣国ムザベ Mzabをあっさり併合。ポルトガルの北アフリカの隣国は、友好国のみとなった。
北アフリカでは停戦期間の経過まで、他にやることがないので、欧州方面への進出を狙って宿敵 rival のアラゴン Aragon でも襲っておく。
1455年6月、アラゴン攻略を開始
国王 King も後継者 heir も50代という、ある意味ヤバいアラゴン。イベリアン・ウェディング Iberian Wedding 早期発生のリスクは相当高い。今のうちにヨーロッパへの橋頭堡くらいは確保しておかないと、カスティリャに食われて打ち止めになる。
ということでアフリカ攻略中にも、アラゴンにはスパイ網 spy network を80まで張っておいた。スパイ網が80もあれば:
- 領有権主張 claim を1つ付ける(20)
- アラゴンに反乱支援 support rebels(60)
が可能となる。
反乱支援を付けて経過観察しておき、蜂起と同時に開戦 declare war すれば本土の攻略は多少簡単になるだろうと考えた。ポルトガル陸軍の通常戦力だけでは、本土制圧が厳しいので犠牲が必要だ。
叛乱支援する前に勝手に蜂起しやがった
資金230を出す意欲もあったが、ふと見たらジローナ Girona が反乱軍の占領地となっていた。
まさかと思って外交官 diplomat を戻し、反乱軍の状況をチェックしたところ、もう蜂起済み (revolted) となっていた。今からでも支援はできるが、残念ながら多分もう、アラゴン陸軍に各個撃破され討伐され終わる頃だろう。もう少し待ってくれれば・・・
しかし絶好のチャンス
だがジローナが占領状態ということは、アラゴン陸軍は北辺にいる公算が高い。
もしいま開戦したらどうなるか?宣戦布告 declare war の画面で確認すると、カスティリャ Castile やトレムセン Tlemcen も土地をくれるなら参戦するとのこと。
よっしゃ。
貯めておいたスパイ網80は領有権主張3つに交換し、アリカンテ領有 Take Alicante を大義名分 Casus Belis として開戦した。敵はサヴォイ Savoy、ベニス Venice なので視界が無い中で深追いすると陸・海ともに損失リスクは高い。カスティリャと連携してアラゴン本土を全土占領したら和平が関の山だろう。
カスティリャから寄港権 Fleet Basing Rights も貰い、セウタ Ceuta 近辺の駐留軍の主力をムルシア Murcia へ移送して開戦準備。現在、士気は最低だが陸軍維持費 army maintenance を最高に設定した上で開戦した。
カスティリャ・トレムセン、アラゴン連合の主力艦隊同士が激突
大西洋にアラゴンの主力を釣り出した(=逃げただけ)ところ、ムルシア駐留カスティリャ海軍に出撃意欲が湧いたらしく、アラゴン分遣隊をアルメリア Almeria 沖合で捕捉した。
しかし東からサヴォイ Savoy 艦隊が突入、西からはアラゴン主力艦隊も戻ってきて、カスティリャ・トレムセン海軍は劣勢に陥った。
ポルトガル海軍は船体修復中なので、このような激闘にはまだ参加したくない。アラゴン主力が通過した後に、ジブラルタル沖合に居残っていた間抜けなナポリ海軍(輸送船のみ)を始末した。移動4の提督を使ったが、捕獲はできなかった。
しかし、このまま艦隊がジブラルタル海峡付近に居ても役に立たないため、途中退出を前提にアルメリア沖のカスティリャの激闘に加わるべく、地中海方面へと海軍を移動させる。
しかし海戦には加われず、通過となってしまう
アルメリア沖に着いたが、現在進行中の開戦には何故か加わることができない。
ならば通過して地中海に行こうと思ったところで、カスティリャ・トレムセン海軍が敗走し、別の海戦が始まってしまった。
つい先ほど捕獲されたカスティリャの大型船やトレムセンのガレーも直ちに敵方に回り襲ってくる理不尽。
量で劣るなら、質ではどうなんだ?
敵将ファビオ Fabio は、射撃 Fire が2、白兵 Shock が3、移動 maneuver が1の提督 Admiral であり鉄壁の舷側 Ironside 持ち。中々優秀だった。
何の我が方も負けてはおらん。探検家 explorer のゴメス Gomes で、射撃3、白兵3、移動3、やはり鉄壁の舷側持ちだ。
- 内海 inland seas における戦闘能力ボーナス +100% combat ability bonus
- アラゴンの伝統 traditions によるボーナス +20% Galley combat ability
がばっちり利いており切り崩せなかった。
大型船が沈められる前に地中海がわの港に撤退した。やはりアラゴンとの海戦は手ごわいな・・・ もしベネツィアもアドリア海から出てきたら、多分歯が立たないだろう。
ありがたいことに、カスティリャ軍がグラナダ分離主義者を始末
このような非常時にも叛乱軍 rebels は情け容赦なく蜂起 revolt する。まずグラナダ分離主義者 Granadan Separatists がマラガ Malaga で蜂起。しかし近辺のカスティリャ陸軍が代わりに狩ってくれるらしい。なんてすてきな仲間でしょう!
ポルトガルも1個連隊 regiments のみ便乗して陸軍伝統 army traditions を稼ぐとともに、枠オーバーとなるが将軍 generals も採用して初陣にする。
運が良ければ何か特徴 traits が付くかも?
しかし出たのは能力値がほぼ最低ラインの4点 pips、つまりはカス将軍だった。
移動 movement の加速と攻城戦 siege には使えるが・・・
なお叛乱軍との戦闘では、とくに特徴は得られなかった。
一方、陸では・・・
予想通りアラゴン陸軍は反乱軍を北伐中で、首都 capital やその周辺州 province をポルトガル陸軍で掌握できた。
カスティリャの単独和平 separate peace を未然防止するためには、先に州を占領しておくことが必須の措置といえるので、敵との戦闘以前に味方同士の先陣争いに必死だ。
カスティリャは大量に傭兵 mercenary も雇っており、気合の入り方は半端ない。
これなら安心だ。
ありがたいことにカスティリャ軍がモロッコ分離主義者も始末
数か月後、モロッコ分離主義者 Moroccan Separatists がタンジール Tanger で蜂起。
通り道ですらないのに、立ち寄って討伐してくれるとはお前、本当にいい奴だな・・・
そしてまた1個連隊のみ参加させ陸軍伝統を稼ぐ。先ほど雇った将軍はアラゴン首都を攻囲中で忙しいため、今回は参加させられないのが残念。
ポルトガルが教皇庁支配者 PAPAL CONTROLLER に当選
何と賢い選択だ! A Wise Choice
教皇庁影響力を5しか投資していなかったので、ただの運だが素晴らしい!
今のところ交替は考えていないが、何名か有用な顧問 Advisor が宮廷 Court で採用できるようになったので心強い。指揮官 leaders の枠も1名増えたので枠超過による軍事君主力ペナルティも解消した。
- 破門 excommunication
- 聖戦 holy war
- ペナルティなしの離婚(イングランドと同盟が決裂したとき便利)
など他の教皇権力の利用については、アラゴンとの終戦後にでも考えることにする。
こまめにアラゴン同盟国の海軍を削る
アラゴン艦隊の本隊が船体修復している間に、バーバリ海岸 Barbary Coast を通過しようとする敵同盟国の小規模な艦隊を見つけては襲う。
といっても、こちらも大型船 Large Ship の早期キャラック Early Carrack は船体修理中なので、輸送船 Transport メインの艦隊を優秀な提督 Admiral や探検家 Explorer に指揮させて襲撃して損傷を与える程度のことしかできない。
まあ輸送船といえども砲 Cannons は4門ほど積んでいるので、いちおう効果はないわけではない。
双方の指揮官はゴメスとファビオで、また同じだった。
地中海沿海州に背面上陸
ようなので、上陸後に敵の同盟軍に捉まって殲滅されるリスクはあるが、地中海沿海州へ2個連隊を上陸させ、北方の要塞のある州を経由させて要塞の背面(つまり地中海沿岸州)に陸軍を引き込むことにした。
沿岸州に戻る部隊にカスティリャ軍も追従してくれたため、2万以上の大軍をルシヨン要塞の攻囲に投入できるようになった。
などが車がかりにルシヨン要塞(山岳)攻囲軍を襲ってきたが、多分カスティリャ陸軍の戦闘力と数のおかげで撃退できた。
ついでに、イビザ島 Ibiza にも1個連隊を上陸させておく。
スペイン(イベリアン)アップデートで島が3つに増えたので、全部占領するのには4ヶ月はかかる。船中での損耗や陸軍維持費を考えると本当は2個連隊上陸させたいのだが、いまは兵力に余裕がなくてね…
アラゴン本土は時間の問題、島嶼占領に遷る
ルシヨンからイタリア方面に遁走した敵軍は、もはや攻め寄せてこない。後は3カ所ある要塞を落とすだけであり、もはや時間の問題となった。
ジェノバ交易圏 trade node におけるシェアも7%となったので、サフィ交易圏から商人を外してこちらに回す。
こうなると欲も出てくる。まずはサルディーニャ島・マルタ島あたりを占領してイタリア近海の海の視界を確保したい。
ベネツィア海軍も釣られてアドリア海から出てくるリスクはあるが、ガレーは足が遅いので、視界外の危険水域にこちらから入らないかぎりは絶対つかまらない。
但し、沿海に停泊している同盟国の海軍には要注意。全部刈り取っておかないと、神風特攻で足止めされ、交戦中にガレー大艦隊につかまることはままある。
とりあえず、大型船3隻と輸送船多数の艦隊をメッシナ付近まで進出させて牽制・偵察し、マルタ島には上陸船を差し向けた。
沿海に停泊していたナポリ海軍に足止めされて捉まるw
さきほど注意が必要と言ったが、そのとおりの展開になった。
アドリア海からヴェネツィア Venice のガレー船団が出現。
ナポリ湾のポルトガル海軍を逃がそうとしたら、ナポリ海軍が出港する。
ガレー船団に捉まるw
アラゴン本土で逆撃を喰らう
時間の問題、と思っていたのだが甘かった。
アラゴンがナポリ全軍を引き連れてが全力で逆襲してくた。
10月21日には敵が来るぞ。ルシヨン要塞は捨てて、ジローナで迎え撃て!
10月21日にジローナに逃げる予定だったが、同日ルシヨンに突入してきた敵軍に補足されてしまった。やばい!
地形は若干不利だったが、アブランシュ伯とカスティリャ軍が驚異的な粘りを見せ、敗北は免れた。
なぜ勝てたのか、自分でもよく分からない。たぶんダイス運がよかったのだろう。
アラゴン首都、バレンシア Valencia の場内に突入
壁が崩れたので、9割方はカスティリャ軍の攻囲軍を場内に突入させる。
あえなく陥落、この局面で2万弱のカスティリャ陸軍が攻城戦から解放されたのは大きい。
1457年2月、王妃も死亡して摂政政治となる
後継者の即位まで5年以上もある。このゲーム、摂政政治で何もできない間ほどつまらないものはなく、過去には何度も投了した。
そのため、どこかの時点から王妃も指揮をとれるようになったのだが、王妃も亡くなってしまうと流石にどうしようもない。アラゴン本土の占領で停戦を考えていたが、ここで和平すると宣戦布告できない間、まるっきり暇になるので、サヴォイ、ヴェネツィア、ナポリ方面の攻略に踏み込むことにした。
サヴォイの山中で猛烈な削り合い
とにかく山がちで攻勢のかけづらい国だが、カスティリャの大軍をもってすれば関係はないようだ。
もはやポルトガル陸軍は参加すらせず、迂回して進軍している。
しかし視界が悪いのはいただけない。突如アラゴン陸軍が再登場して、逃げ損ねた哀れなポルトガル陸軍連隊が蹂躙確定となった。
サヴォイの壁が壊れたので場内突入。
約2000名の損害だった。
攻城 +2 の将軍だったので無理する必要はなかったかもしれない。
ヴェネツィア領の様子を覗いてみたら、アラゴン・サヴォイの大軍が北上中だった。
ブレシア Brescia 占領は諦めて、すぐ引き返させる。
サヴォイは撃退したがアラゴンは突入してきた。ミラノ領内で大規模な野戦。
天下分け目の合戦だ!みんな集まれぇ!
農地 farmland なのに、戦闘幅は意外に狭い。集まりすぎて後列も埋まっている。
ポルトガルは士気最低のところを襲われたのでカスティリャ軍が頼みだ。
ポルトガルの騎兵がかなりやられた気がする。
ブルゴーニュがプロヴァンス侵攻
毎度おなじみ、ブルゴーニュが回廊奪取を目指してプロヴァンスに宣戦。
ナポリに集う大軍を見て
ナポリとシチリア島には敵の大軍がうろついており、ゾーンプレスでノロノロと押す展開になりそう。
北イタリアでの野戦には勝ち、ヴェネツィアの対岸を攻囲し始めたが、アドリア海の制海権はないため時間がかかりそうだ。アラゴン軍がこちらの様子を見ている。
じきにナポリ軍も加わるだろう。
人的資源については、顧問を交替させるイベントが発生したので回復力は上がる見込みだが、現時点では払底(ゼロ)なので10年はかかる。
さらに
- 厭戦気分も4を越えており停戦しない限り解消せず、不穏が低下しない
- アブランシュ伯が先ほど引退した
- アンナバ、アルジェの叛乱進捗が80%で陸軍集結が必要
よって、ここらで停戦し、新君主の即位までは国力涵養に努めることとした。
まずはサヴォイ
首都を落としているので経済3点セットで個別和平。
次にヴェネツィア
要塞を占領していないこともあり、白紙和平しか応じないとのこと。
個別和平はしないことにした。
アラゴンとの全体和平
- トレムセンはどの州にも領有権主張をつけていなかったので土地割譲はお預けにしたところ、信頼が20低下して後に同盟を切られた
つづく