古代から時代ごとに巻を分けて販売されている戦闘技術シリーズもの。
歩兵の役割、騎兵の働き、指揮と統率、攻囲戦、海戦の5章構成で、戦闘技術や主要な戦いについて解説。
- 作者: クリステル・ヨルゲンセン,マイケル・F・パヴコヴィック,ロブ・S・ライス,フレデリック・C・シュネイ,クリス・L・スコット,淺野明,竹内喜,徳永優子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/10/19
- メディア: 単行本
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スイス人傭兵
斧槍歩兵 Halberd Infantry に相当する歩兵の解説がある。
スイス歩兵は何かにつけて敵陣に突撃をかけていたようだ。
15世紀、広くその勇猛ぶりを轟かせたスイス人傭兵は(中略)パイクを持つ歩兵を主力に据え、斧槍 Halberd を振るう兵士を支援に配した歩兵縦隊の積極果敢な活用である。(中略)斧槍は、その重量と長さのおかげで、敵の歩兵や重装甲の騎兵に対してさえ有効な武器であった。
ランツクネヒト
文字通りランツクネヒト歩兵 Landsknechten Infantry の解説もある。
4000名で1個連隊だったらしい。
ランツクネヒトとは「国家の奉仕者」という意味で、彼らは規律正しい歩兵常備部隊として帝国に奉仕するべき存在と位置づけられた。(中略)マクシミリアンは、フェーンラインとして知られるランツクネヒトの中隊を、スイス軍のシステムに従って招集するよう命じた。
防御重視 Defensive の陣形とのこと。
この隊形は本質的にスイスの三部縦隊よりも防御に重点を置いたもので
他にもテルシオ、マウリッツやグスタフの軍制改革、イェニチェリ等々の解説がある。
戦いがはじまると、スイス兵は猛然とパイクで敵に襲いかかり、すぐに隊列を乱してしまった。だが、スペイン兵は円盾で防御しながら剣を手にすばやく突進し、猛然と戦ってスイス兵を殺戮し、完勝した。(中略)
1534年、スペイン軍はテルシオを導入し、歩兵軍の大がかりな再編をおこなった。
- 作者: ロバート・B・ブルース,イアン・ディッキー,ケヴィン・キーリー,マイケル・F・パヴコヴィック,フレデリック・C・シュネイ,淺野明,野下祥子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2013/04/23
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構成は同じで、ナポレオン戦争当時の戦闘技術を解説。
砲兵が、歩兵や騎兵と並ぶ兵科として自立していく過程について、くわしくは本書をごらんください。