※英語版に基づきます。日本語版の訳語は知りませんので、置き換えてください。

〔関連書籍〕ヨーロッパ全史

去年の今頃に出版されていたようだ。

概ね BC800 あたりから現代まで、各時代や人物に深入りしすぎることなく満遍なく説明されていて、分かりやすかった。

  • 全体の3分の1(8章から16章)が EU4 のシナリオ圏内
ヨーロッパ全史

ヨーロッパ全史

 

第8章 ビザンティウムの死(1400~1500)

ビザンティウムの代表団は、700人ほどの家臣団を率いてきた。その多くは明らかに二度と故郷へは戻りたくない様子だった。痛風を病んでいた皇帝は椅子でかつがれて運ばれてきた。

その気持ち、とてもよく分かりますw

f:id:tombi-aburage:20210516102755p:plain

第9章 ルネサンスと宗教改革(1450~1525)

メディチ家の人々は、ドミニコ会修道士のジローラモ・サヴァナローラが率いる暴徒たちによってフィレンツェから追放された。(中略)四年ののち、サヴァナローラを歓呼で迎えた暴徒の群が、今度は彼を捕えると異端者として生きたまま焼き殺した。

トスカナ Tuscany 名物、虚栄の篝火 Bonfire of the Vanities イベントチェーン関連。
生存確率2%なので結局、焼かれるサヴァナローラに合掌。

第11章 宗教戦争(1560~1660)

今となってはもはやプロテスタントとカトリックの戦いではなく、カトリックのブルボン家とカトリックのハプスブルグ家の戦いとなった。

ああ、この展開もよくあったな...プロテスタント側にフランスがしれっと加わって神聖ローマ帝国サイドが惨敗とか... 

tombi-aburage.hatenadiary.jp

第15章 ナポレオンのヨーロッパ(1804~1815)

「ナポレオンはわれわれには食い止めることができない奔流だ」と彼(クトゥーゾフ)はいった。「しかし、モスクワはスポンジだから、彼を吸い取ってしまうだろう」。

ポルトガルからは遠いので、ロシア攻めはベッサラビア継承戦争という離れ技で一度しかやったことないけど。冬季の損耗 attrition は鬼ですね。 西アフリカの砂漠並み。