ポルトガルでポーズ解除前後(序盤)にやること(サブスク)
全てのDLCをサブスクリプション契約で利用可能にした。
説明はインタフェースの左から順番に。
宮廷 Court
君主について
開始時点では Afonso V 世は未成年であり、およそ3年後に即位を控えた摂政政治 Regency の状態である。即位する年月日は、摂政の名前の上あたりにマウスオーバーすればツールチップで表示される。
顧問 advisor
ゲームシステムとしては能力+3以上の顧問 advisor を含めて3名まで雇用できるが、資金の都合で+1を3名雇用するのが普通である。
また能力+3であろうと+1であろうと定性的効果は変わらない一方、費用の方は階乗で増大する。差は毎月得られる君主力 monarc power の点数だけだ。
よほど収入に余裕があり君主力がぜひにも欲しい場合や、特定の効果がぜひにも欲しい場合以外には、能力+1の顧問を雇うべき。
なお満州 Manchu アップデート以前は、諸身分の影響力が高い場合に給料の割引があったのだが、これはオーストリア・アップデートでは無くなってしまった。
その代わりに諸身分に特権を与えることで25%割引という仕様となった。ただしこの特権は、安定度コストにペナルティがあるので、先に安定度を上げてから適用したほうが得だともいえるので、顧問の雇用は安定度を上げた後でもよい。
- 50歳台の顧問は雇わないこと。しばらくしたら若いのに入れ替わるので、若返るまでは選択せずに待つべし。
- 最初は誰でもかまわない。
戦後は不穏低減 National Unrest の効果をもつ神学者 Theologian が望ましい。戦後の叛乱がいちばん資金と人的資源を浪費するので。 - 摂政政治のため、しばらく宣戦布告できないので、外交顧問 diplomacy の最優先はスパイの頭目 Spymaster 、交易効率+10の商人 Trader などが望ましい。
- 軍事顧問はしばらく任命不要。軍事君主力は中盤にどのみち余るので、少しでも金を貯めておいた方がいい。
任命時期は誰が出ているかによる。戦争の直前や大規模叛乱の鎮圧直前に規律 Discipline(攻撃力増大)を上げる顧問を雇う、人的資源が上限に達したら陸軍上限 Land Forcelimit(連隊数増大)を上げる顧問や人的資源 National Manapower Modifier(人的資源の総量と回復速度増大)を上げる顧問を雇う。
劣勢確実な戦争の場合には築城家 Engineer(敵の要塞攻略を長引かせる)などを好みで雇う。
傾斜配分 National Focus
政策の獲得や安定度の向上には行政君主力が必須なので、まずこれを急いで貯めるべき。行政君主力 administrative power に傾斜配分するボタンを押して+2する。
行政君主力を +1 する顧問を雇っていれば、これで行政君主力は毎月10点以上となるはずだ。
政府 Govenment
何もすることはない。
外交 Diplomacy
カスティリャ Castile と同盟 Alliance
しばらくすると先方から同盟の申し入れがあるかもしれないが、自分から申し出ておいたほうが間違いない。旅程 travel time も3日しかかからないのでやらない理由はない。
仮想敵国(ライバル Rivals)指定
- グラナダ、モロッコをライバルにしておく。アラゴン、チュニスの同盟関係を確認したうえで、どちらかを3番目のライバルにしておく。
- 戦力投射 Power projection値に影響するので、とにかく2枠は必ず埋める。
トレムセン、アラゴンは味方になりうるので、先方からポルトガルをライバル指定されていない場合には、こちらからは指定しない 。
仮想敵国を貿易封鎖 embargo
- 仮想敵国にした国を貿易封鎖 Issue Embargo して締め出す。
ライバル3か国のうち2か国やれば、これにより戦力投射 power projection が +2 される。一応。
- ただしグラナダは和平期間中なのでできない。
仮想敵国を挑発 insult
カスティリャと同盟した後に、仮想敵国(和平中のグラナダは除く)を挑発すれば、戦力投射 +5 が得られる。一応。
関係改善 Improve Relation や独立保証 Guarantee Independence の候補
- 欧州/イタリア方面に進出するには、チュニスかトレムセンのどちらかに領土を持たねばならないが、ポルトガルは当初どちらにも隣接していない。
和平強要 enforce peace、独立保証 Gurantee Independence、グラナダかモロッコへの宣戦布告のいずれかで巻き込み、アラゴンに隣接した飛び地を譲渡させる必要がある。
早くやらないとイベリアン・ウェディングでアラゴンを攻めることができなくなるので、北アフリカの外交関係構築は序盤でもっとも重要。 - トレムセン Tlemcen がポルトガルをライバル指定していない場合、同盟に引き込める可能性が高い。
- 教皇領との関係を改善しておくと教皇庁影響力 Papal Influence の貯まりが速くなる。
- チュニスが北アフリカの小国を攻めることが多いので、いつでも介入できるようにチュニスと対立している国(トゥーグラやジェリドなど)に独立保証をかけておいたり、関係を上げておくとよい。
- ナヴァラ Navarra にアラゴンが攻め込むかもしれないので、外交枠が余っているならば独立保証をかけておくとよい。
ただしカスティリャ・アラゴンのどちらかと同盟したり、同君連合になったりした場合には、外交枠がもったいないので独立保証は外す。 - カスティリャがスース Sus に独立保障をかけた場合、 関係改善した上で便乗しておくとよい。カスティリャの力を借りてモロッコ連合を切り崩す有効な方法の1つである。
便乗した場合、海軍の維持費は最大値に戻しておいたほうがよい。独立と同時に開戦となるので。
スパイ網の構築 Build Spy Network
スパイの仕様はパッチ1.16ですっかり変更となった。
スパイ網の構築 Build Spy Networkを行ってからでないと、アクションが行えない。
領有権主張 claim をするのにも、まずスパイ網を構築 Build Spy Networkして20点貯める必要があるので、
経済 Economy
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陸軍維持費 Army Maintenanceを最低限とする。
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海軍維持費 Fleet Maintenance を最低限とする。
あるパッチ以降、艦隊 fleet を予備役 mothballにできるようになったので、平時は大型船と輸送船を予備役にして、小型船は艦隊維持費 Fleet Maintenanceは最大限のままで交易圏防衛させる運用が普通になった。
とはいえ新たに小型船が建造されるまでは、交易圏防衛 Protect Trade Node ではなく私掠船 Privateer 任務や探索 Exploration に従事させるので、維持費はゼロにしておいたほうが得。建造が終わって交易圏防衛に回した後で最大に戻せばいい。といっても 0.1/月程度の差でしかないが。
-
腐敗の根絶 Root Out Corruption はゼロにしておいたほうが安全。
戦後に費用が跳ね上がるが、気づかず浪費することが多い。
別段資金を投入しなくても、行政・外交技術を先行させれば勝手に減少しはじめる。
-
要塞は予備役 mothballにして維持費を削る。
リスボン、セウタ Ceuta、エヴォラ Evora の3か所あるので、全て予備役にする。エヴォラは昔は要塞はなかったが、どこかで追加されたようだ。
軍事 Military タブからまとめて行うこともできる。 - エヴォラ Evora の要塞は取り壊してもよい。
カスティリャ、フランスなどの大陸国と事を構える事態となった場合、この要塞程度では役に立たない。グラナダ、モロッコ戦でも役に立たない。
それよりも毎月の維持費 0.5 / 月を貯金すべき。
交易 Trade
いつのパッチからか不明だが、サフィ Safi、チュニス Tunis に適切に配置されているので、何もすることはない。
技術 Technology
君主力が貯まるまで数年かかるので、何もすることはない。
アイデア Ideas
君主力が貯まって行政技術が5に達するまで数年かかるので、何もすることはない。
使命と決定 Missions and Decisions
使命 Missions のシステムは、かなり昔のパッチで全面変更された。バニラ(DLCなし)のように、何か1つを選択する必要はないので、何もする必要はない。
なおサブスクでは Golden Century が適用されるので、任務体系は全然異なる。
安定度と拡張 Stability and Expansion
- 安定度は収入にかなり影響するので、できるだけ高めを維持する。
- 傾斜配分を目一杯かけた結果、外交君主力の貯まりが遅い一方で、行政君主力が再序盤は余る傾向にあるので +3まで上げる。
- 安定度が上下するイベントを予期して+2にとどめておくのも悪くない考え。
宗教 Religion
-
宣教師をセウタ Ceuta に送れないこともないが、改宗0%であり叛乱リスクがかなり増え、解けない改宗系の使命が発生するのでやめたほうがよい。
つまり何もしないのが得策。
軍事 Military
-
許容人数2名を超過するので、追加の指揮官 leader を積極的に雇う理由はない。
-
自動で要塞の維持費を上げるチェックボックス Autonomically raise maintenance durring war はオンでもオフでもかまわない。
- 実は一発で全部の要塞を予備役 mothball にできるボタン Mothball all forts が一番下にある。
- 騎兵については白兵の攻撃力を重視するシュヴォーシェ Chevauchee に変更しておくとよい。敵を上回る数を動員した場合、騎兵は戦闘幅の両端にはみ出して配置されるので攻撃力重視にしておいたほうがよい。
諸身分(等族、階級)estates
オーストリア・アップデートでは、諸身分との取引そのものが消滅したので、君主力をまとめて獲得したり、タダで指揮官や献金を貰う方法はなくなってしまった。
諸身分の土地を召し上げ、王領(天領)の割合を増やしていく運用を5年おきに繰り返すことになる。
但し、土地を召し上げると諸身分の忠誠は一律20低下し、30を下回れば叛乱が発生するので、基本的には全ての諸身分の忠誠が50以上になったら召し上げる運用になる。
そのためには
- 各諸身分の忠誠の均衡点 equilibrium が50以上になるように特権を付与
- 全ての諸身分の忠誠が50以上になったら王領を増やす(5年おき)
- 王領が30未満になるとペナルティなので、それ以上には保つ
とりあえず開始時点では、全ての諸身分で忠誠50なので、いきなり王領を増やす Seize Land。
その後、以下の条件に適合する特権を発動し、各諸身分の均衡点を50以上に設定しておおく。
- 均衡点が上昇する(緑のハートマーク)
- 王領が低下しない
- 他の副作用が許容できる
聖職は忠誠均衡点15以上、貴族は10以上、ブルジョアは20以上となるように特権付与すれば均衡点50以上となる。
まずは、副作用がほぼ無い以下の特権を付与して忠誠均衡点を底上げする。
- 聖職 Enforced Unity of Faith
- 貴族 Monopoly on Livestock
- ブルジョア Private Trade Fleets、Free Enterprise
数か月待って安定度を+2まで上げた後、聖職・貴族については、顧問の給料が25%引きとなるかわりに安定度コスト10%増しとなる特権(忠誠均衡点+5)を付与する。
あとは放置しておけば忠誠50に戻っていく。
※なお満州 Manchu アップデート以前は、以下のように諸身分と取引を行うのが初手だった(ご参考)
- 影響 influence が80以上になるように取り引きを行い、行政・軍事君主力を150ずつ獲得するのが基本。但し外交君主力については、1年以上経過して土地を再配分できるようになるまでは高々50しか獲得できない。
- さらに欲張る場合には、一時的に影響100にしておき、200ずつ獲得することもできる。但し、この場合には忠誠が低くなる、叛乱を惹起する等のリスクはある。
以上で国の状況 country view インタフェースの説明は終わり。
艦隊の運用について
海賊
-
小型船 Barque 5隻のうち2隻をセビリアの交易系防衛かジェノバ交易圏の私掠船 Privateerにでも回しておく。
半分に分割 Split in Half で3隻と2隻に分割する。
海賊 Privateer に派遣する -
残り3隻は探検家 explorer をつけて探検に回す。
探検
- El Doradoにより、ほとんどマイクロマネジメントする必要はなくなった。
- 小型船に探検家を割り当て、アフリカ西海岸、アフリカ西海岸(海岸)に向かわせる。
海岸 (coast)の探索は、原則として海(sea)を探索した後に行うこと。
ランダム新世界方面が表示されている場合、奥が深く、なかなか探索が終わらないので最後に向かわせること。
予備役 mothball
-
大型船 Early Carrack、輸送船 Cog は予備役にする。もちろん金のためである。
生産について
-
本国の沿海州で海軍上限いっぱいまで小型船を建造する。
パッチ Spain では開始時点で18隻保有しており20が上限なので2隻。 -
約1年後に完成したら合流させ、艦隊維持費を最大にしてセビリア交易圏防衛に従事させる。
メッセージ設定について
介入の余地がある近隣諸国についてメッセージフィルタ設定 message filter setting をしておく。
最終チェック
すべて金にまつわる確認。
- 陸軍維持費は最低にしてあるか
- 海軍維持費は最低にしてあるか
- 要塞は予備役にしてあるか
- 大型船と輸送船は予備役にしてあるか
翌月チェック
- もし行政顧問に芸術家 Artist を雇った場合には、安定度を +2 に上げることができるはずなので上げる。
- メッセージは基本的に全部チェックする。特に同盟の成立。
- スース Sus に独立保障がかけられないか。
- もう一度、収支の確認もしておく
貯めたい額が貯まりそうか、顧問を雇うかなどを判断
適宜チェック
1年後の作業
- 外交君主力150 と資金獲得
- 影響が高すぎる諸身分がいる場合、災厄が起こる前に下げる
- 小型船の建造が終わり交易圏防衛に割り当てた後、海軍維持費を最高に戻す
数年後の展開
北アフリカ
- トレムセンがポルトガルをライバル視していない場合には、なるはやで同盟しておく。たまにモロッコがトレムセンに宣戦布告する場合があるが、トレムセン・ポルトガルだけではモロッコ連合には勝てない。
よって真正面からの陸戦や海戦は避けて時間稼ぎに徹し、兵力を持て余したカスティリャがグラナダ・モロッコ攻めやスース独立戦争を開始することを期待する。 - カスティリャがグラナダと開戦しないようなら、自ら開戦して丸ごと属国化するか、マラガ Malaga、ジブラルタルなどの領土を割譲させる。たとえ他の戦争中であっても、グラナダ攻略は優先させたほうがよい。カスティリャに先に要地を取られないように。
- カスティリャがグラナダと開戦しそうになったら、カスティリャを土地で釣ってモロッコに宣戦布告し巻き込む。グラナダとは開戦させない。
- もしチュニスが独立保証を無視した場合は、チュニスを攻略してアンナバ Annaba などアラゴンへの橋頭堡を1州は確保する。独立保証をかけていない小国を攻めた場合は、関係改善・独立保証・献金の併用で和平強要での参戦を目指す。
- 運悪くトレムセンがライバルとなってしまいポルトガルと同盟できず、逆にモロッコやグラナダと同盟された場合は、モロッコ・グラナダ攻めのついでにトレムセンを攻略してアラゴンへの橋頭堡を1州は確保する。
西アフリカ
- カポ・ヴェルデ Cape Verde の植民 colonize を最速で行い、ジョロフ Jolof・マリ Mali に飛び地の中核州を確保する。
- 資金に余裕があるなら、テネリフェ Tenerife にも植民する。発見の時代 Age of Discovery のポルトガル固有ボーナスを最速でアンロックするよう努めること。
欧州・イタリア
- アラゴンがナバラやカスティリャへ武力侵攻した場合には、関係改善・独立保証・献金の併用で和平強要での参戦を目指す。
- カスティリャが参戦していない場合は、アラゴン陸軍に本土蹂躙されて終わっていまうので注意すること。カスティリャが参戦している場合も、ポルトガル軍が先にアラゴン領を占領できるように注意すること。
- イタリア半島は、The Shadow Kingdom が発動するまでは攻めづらいので、プロヴァンスなど神聖ローマ帝国範囲外の国を狙うこと。
-
教皇領 The Papal State とは険悪にならないようにすること。
カトリックで破門されると、教皇庁影響力が貯まらないため、ほぼ何のメリットもなくなる。