ここまでのあらすじ
最序盤の天王山、カスティリャ(ポルトガル)とアラゴン(その他)の死闘は、アラゴン陣営の勝利に終わった。
しかし、そのわずか数カ月後に発動した極悪非道のドンデン返しイベント「イベリアン・ウェディング」により、アラゴン・ナポリは共にカスティリャの同君連合下に吸収され、いわばカスティリャ一人勝ちとなった。
もう一つの極悪非道イベントにより頓死したブルゴーニュ公の遺領ネーデルラントもカスティリャのものとなり、早くも欧州随一の大勢力となっている。
ポルトガルがアラゴンに付けた領有権主張は、何の便益もないままに虚しく失効を迎える見込みであり、フランス南部やイタリアへの足掛かりは全くない。
畢竟、ポルトガルは北アフリカと新世界に集中することとなったが、チュニス・タフィラルトへの攻勢を終えて、すっかり北アフリカでやることがなくなった。
新世界はというと、アメリカ発見は一番乗りだったが大陸といえるほどのものはなく、しかもセビリャ交易圏に繋がっていないので、今一つやる気がでない境遇である。
実は西端に新大陸らしきものが見えてはいる。
1482年9月、ポルトガルの現況
国王は3代目で 5-0-6 となかなか優秀。
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男性不妊 infertile だがお世継ぎ heir はすでに生まれており、すでに14歳。
- 分離主義の年数マイナス5年 Years of Separatism -5 の個性 Conqueror を持っており、不穏抑制に役立っている。
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皇后 Queen-Consort は行政4以上のため、時々、行政君主点がもらえるイベント配偶者の行政手腕 The Administrative Ideas of consort が起きていた。
属国はスース Sus のみ。
マラケシュ・タフィラルトの旧領を概ね吸収済み。
但し、強制属国化ペナルティが消えておらず、外交併合開始はまだできない。
同盟国はカスティリャとトゥーグラ。
カスティリャはグラナダ旧領のほとんどを併合し、アラゴン・ナポリを同軍連合下に置いている。
もちろん、いま敵に回すわけにはいかない。アラゴンの方が威信が高いので、運が良ければスペイン爆誕の前に同君連合解消の可能性は無きにしも非ず。
トゥーグラはチュニスの領内に埋没しており最早どうでもいいが、敵国と同盟されるとウザいし、視界確保には便利なので、そのままにしてある。
アイデア ideas
- 1つめはポルトガル鉄板の探検アイデアグループ Exploration Ideas
現在、アイデアは4つめまで取得済み。 - 2つめは統治アイデアグループ Administrative Ideas
安定度が低下するイベントを2、3発食らった関係で、行政君主力は欠乏気味であり、アイデアは1つめ Orgnaized Mercenary Payments だけ。傭兵維持費の削減については3つめのアイデア Benfits for Mercenary のほうに分離されており、1つめのアイデアでは維持費削減の役には立っていなさそうだった。
それでも傭兵の採用コスト抑制に役に立っているが。
制度 institution
お金を払えばルネサンス受容できる状態にはなっているが、資金節約のため先延ばししている。
軍事以外の技術はアイデアで消化できるので、あまり受容を急ぐ必要もないかと。
余りがちとなる軍事君主点は、発見の時代の繁栄 splender の増加を加速するために、リスボンの人的資源を爆上げするのに使った。それでもなお 870も残っているが。
リーダ leaders
- 鞍の上に生まれた Born to the Saddle を付けたアブランシュ伯は、とうの昔に引退した。
- すでに退役済みも含めて将軍に Glory Seeker の特性が良く付いて、陸軍伝統 Army Tradition 50 超えに貢献した。
- イベントで引いたコロンブスを除いて、階級との取引でゲットしている。
諸身分 estates
確か前回あたりのパッチで、諸身分から土地を召し上げると自治度が 25 に設定されて不穏 +5 になる仕様になったため、頻繁な領地替えは行っていない。とはいえ、北アフリカは聖職たちのパラダイスとなっているが。
いよいよ西アフリカへ
発見の時代 Age of Discovery の3つ目の特典 Transfer Subjects により、領有権主張の連鎖を作れるようになったので、ジョロフ Jolof 攻略後に連続してフロ Fulo を攻撃できるよう、西アフリカの内陸の国・州へ領有権主張を浸透させておく。
1483年2月、好機が訪れた
ジョロフの同盟国は、マーシナ Macina とジェンネ Jenne。そのうちマーシナの首都が反乱軍に襲われており、おそらくジョロフの救援には来られない。好機到来!
1483年2月、好機が訪れた
いつもどおり、上陸加速のためにマリに通行権をもらう。
ジョロフ商船が海域に不在となり、ポルトガル陸軍が海上の輸送船から陸へ上陸し終わる数日前のタイミングで宣戦布告。上陸後すぐに北上してジョロフ陸軍を補足撃滅。
後継者 heir を将軍にしてみたら最強レベルだった。
敵方のジェンネ Jenne がフロへの通行権を要求したので、ポルトガル側も通行できるようになっている。そのまま東のマーシナへ向かわせる。
加速のため移動力 5 の将軍に指揮を交替させようとしたときに、後継者がいつの間にか成年に達していて、将軍に任命できるようになっていたことに気づいた。ポチる。
戦闘力の面ではパッとしない顔ぶれの将軍が多かったが、この後継者の白兵6があれば問題なかろう。
マーシナ陸軍、全滅
ジェンネ陸軍がマーシナから立ち去った数日後に、マーシナ陸軍との会戦。
両翼騎兵2個ずつの理想形で、すでに将軍の能力が白兵 6(最高)のところに、ダイスも最大値の 9。ゴリゴリ削れる。
全滅。
武芸の達人 Master of Arms の特徴を獲得。歩兵戦闘力 +10%が付き、陸戦の鬼となった。
ジェンネ陸軍、全滅
一旦マーシナを立ち去ったジェンネ陸軍が救援のために舞い戻ってきたが、すでに友軍マーシナ陸軍の姿はなかった。当然ながら全滅。
マーシナ叛乱軍、全滅
マーシナ叛乱軍が再び南下してきた。全滅。
あとは消化試合。
1年ちょっとで西アフリカ戦役は終了
劣勢のマーシナにフロがハイエナを仕掛けたため、東北部の一州を占領されてしまったが、影響は特になかった。
取るものがないので、賠償金、ライバル強制解除などで戦勝点を何とか消費した。
ジェンネはさらに取るものがない。賠償金、交易力移転、ライバル強制解除で和平。
後にジェンネはソンゲーに攻められ併合の憂き目をみる。
ライバル強制解除した結果、これまで強固な同盟関係にあったマリとソンゲーがライバル関係になったらしく、この2国間の同盟が破綻するという良い副作用があった。
ジョロフについては、1州を残したうえで属国とした。フロ、マリに対してジョロフが付けている領有権主張の有効期間が割と長くて、今後活用できそうだったので。
さっそくフロを脅迫して1州を獲得
隣国フロはマーシナをハイエナ中で、本土がお留守になっていたので襲うことも考えたが、その前に脅迫 Threathen War ができないかチェック。・・・できるようだ。
さっそく脅迫して1州を奪い取り、ジョロフを2州に増やした。フロに対しての停戦期間は1890年なので、10年後に再戦できる。
神聖ローマ帝国皇帝が御自らベネツィア討伐を開始
あの…オスマン…大丈夫なの?
オーストリアはカスティリャをライバル指定しているので、そのうちカスティリャ・アラゴンと戦争して削ってくれるかもしれないな。
叛乱発生率 90%が2か所もあるので、しばらく戦争は控える
ジョロフ、チュニスが 90%、トレムセンが 80%となっている。ジョロフについては叛乱の発生予定地の隣に要塞がないので、勃発したら即鎮圧できるよう陸軍を集めて待機させておく。
狩りに行くのはもちろン陸戦の鬼の後継者。
マリ・ティンブクトゥ攻略かトレムセン攻略か
厄介だったマリとソンゲーとの同盟が切れており、マリはティンブクトゥとしか同盟していない状態になっている。
確か損耗 4%とかの土地があったハズなるので人的資源が払底しそうだが、やる価値はあるかもしれない。要塞の守備兵がいなくなったら考えよう。
・・・しかし警戒されているのか、ついに無人になることはなかった。
教皇庁影響力 Papal Influence を使って国税徴収率 +15%
教皇が交替するたびに 5ずつ投票しただけで、40年間ずっと貯め続けた。
以前よりも貯まるのが遅いのは、改宗にかかる時間が増えたために、まだ2州しか改宗できていないからだと思う。
教会税の挑発 Levy Church Tax により徴収効率が向上 National Tax Modifier +15% したため、毎月 4ダカット以上の入超となった。
新大陸への調査隊を派遣
いつもどおり2個連隊を編成して、新大陸に上陸させる。
以前のバージョンでは、陸軍通行権を取らなくても現地部族の領土を探検できたはずだが、仕様が変わったらしく、通行権をもらわない限り部族の領土内を探検できなくなった。 考えてみれば、もっともなことだが。
しばらく気づかず、国境で足止めを食らっていたので、大分遠いが外交官を派遣して通行権をもらい続行する。
なお現地部族といっても、インディオ(アメリカ・インディアン)の場合には、通行権をもらわなくても探索できるようだ。インディオではないインカ・アステカ系のみ、通行権が必要であるらしい。
1488年2月、カスティリャがトレムセンに再侵攻
トレムセンには同盟国すらなく鎧袖一触のハズなのに、わざわざポルトガルを呼び出すカスティリャ。
まあ、それも想定して陸軍連隊の再編時に生じた端数の歩兵11個連隊を集めてあるわけだが。1,100名しかいないが、陸軍維持費を最大にすれば各連隊に補充が加わるので、翌月には2倍になる。
トレムセン陸軍 4,000との野戦には絶対勝てないが、野戦と占領はカステイリャがやってくれるので、ポルトガル陸軍としては1日早く州に入って占領の権利を確保するだけでよい。
トレムセン連隊 1,000名に野戦を仕掛けたポルトガル軍 1,000強は、あろうことか陸戦に敗れてリスボンに撤退させられたが、他の連隊を連れてきて穴を埋めた。
軍事君主点がオーバーフローしそうなので、250ダカット払ってルネサンスを受容して軍事技術を上げた。翌月には大国 Great Powers に認定された。7位だけど。
チュニスもハイエナ
逃走するトレムセン陸軍を追って、同盟軍たちがチュニス領内に入っていたので、西の国境へ向かうチュニス陸軍の怪しい動きは丸見えだった。
ハイエナ狙っているなコイツ・・・
ほどなくトレムセンを全土占領した。ポルトガル軍に先導されたカスティリャ陸軍が全てやってくれた。さっさと個別和平して、沿岸の州をポルトガルのものにするつもりだったが、外交官を戻す半月くらいの間にカスティリャが速攻で全体和平してしまった。
ちょっと腹立たしかったが、好意 favor 17 を有効に使わせてもらおう。いつか。
1488年10月、時代の特典4つめ
ほぼ使わないと思うが、念のため封建的慣習法 Feudal De Jure Law を取っておく。
時代が変わる寸前に、叛乱発生率の進捗をゼロに戻すのに使うかもしれない。
1489年1月、国王崩御
インポ属性から始まったホセ1世 Jose I de Avis だったが、トレムセン戦役の最中に3つめの個性を獲得した。ついに勇敢な戦士 Bold Fighter に認定された。
しかし、その勇敢さを実践で試すことなく、行軍中にお亡くなりに。
即位後、3/6/4 の身内貴族を正統性が弱い Weak 後継者にする誘いがあったが、数か月回答を保留していたところ、正統なる血筋の後継者が生まれた。
有能でも正統性が弱い Weak と不穏が上がって叛乱祭りで大変になるので、この程度の能力差ならば正統な後継者を選んだほうがよい。
1491年9月、マリ・フロ攻略
マリがフロに独立保障をかけているようなので、巻き込む形でマリ・フロ攻略を開始。
マリに直接宣戦布告した場合には、ティンブクトゥが参戦するが、国境付近で各個撃破できるフロの方が扱いやすいだろう。
陸軍レベルの差が大きいので、会戦になれば相手は必ず全滅する。
フロ陸軍は開戦早々、大西洋岸方面へ逃げ始めたので放置。
先にマリ陸軍のほうを補足殲滅した。その後、フロ陸軍を追いかけて始末した。
マリは東西にやたら長いが、すでに陸軍は全滅しているので占領モード。
新しい陸軍が生産される前に、どんどん奥地を占領していく。
いいタイミングで支援していた叛乱軍が蜂起
だいぶ前にマリの叛乱軍支援を行っていたのだが、このたびめでたく蜂起。
マリ東端の視界が開けた。
カスティリャがチュニスに宣戦布告
チュニスはトレムセンなどを喰って巨大化してはいるが、カスティリャ・アラゴン・ナポリの連合軍の前には、ひとたまりもなかろう。
蜂起したモロッコ分離主義者 Moroccan Separatists にタンジールを占領されたのだが、その後、カスティリャ軍が駐屯中のセウタに突っ込んでいって自滅してくれた。
鎮圧用の陸軍を西アフリカから戻すのは中々大変なので、助かったわ。
開戦時には呼ばれなかったのだが、途中で呼ばれた。
圧倒的な戦力差なので、最後までチュニス戦役には呼ばれないものと思っていたが、呼ばれてしまった。いま農民叛乱を討伐中で忙しいんですけど・・・
なぜだろうと思って、チュニス方面を見てみたら、数で劣るナポリ軍が交戦状態になったからのようだった。あの~、ひとの要塞の上で戦闘しないで下さる?
ちょうどマリの首都も陥落したようなので、ケフ要塞の防御をオンにし、参戦することにした。
ちなみに先ほどの会戦は、地の利があるナポリ陸軍のほうが勝った。
1492年、フロ・マリと和平
マリと個別和平するつもりだったが、手持ち資金が280しかなかった。
君主の外交力がゼロのため、主敵ではないマリとの個別和平で領土を要求すると外交君主力が大量に要求され、もったいないので、フロとの全体和平の中でマリの領土を要求することにした。
フロとの全体和平なら、領有権主張の付いた土地の外交点はゼロで済む。
マリから3州、フロから1州(首都)と一時金少々を奪って和平した。
陸軍を戻し、チュニス攻略を本格的に開始。
チュニス、タフィラルト、ほかタンジールの隣の1国(名前忘れた)に対する占領活動を開始した。これは戦闘と呼べるようなものではありませんな。
カスティリャ自身は賠償金しかとらないという…
などがポルトガルに譲渡された。カスティリャはチュニスから賠償金を取り立てただけ。外交君主力は使わされてしまったが、ほとんど何の損害もなしに欲しかった領土が獲得できたのは大きい。
トゥーグラが無茶な攻勢を開始
わが同盟国トゥーグラがチュニスにハイエナ…いやこれは無理でしょう、どうみても。
全土併合されました。和平期間中のポルトガルを呼び出せなかったのが敗因かと・・・
しかし今や用なしに近かった同盟国のトゥーグラが滅亡したおかげで、外交枠が1つ空いたのは嬉しい。
5つめの時代の特典
発見の時代 Age of Discorvery の終了タイマーが表示されはじめたので、この時代の特典も、これが最後になるだろう。
攻撃的拡張 -10% くらいしかとるものがない。
時代の特典 Transfer Subjects を最大限に活用
前々回に所得した特典である属国の移譲 Transfer Subjects は、西アフリカ侵略の道具として有効活用している。
- 隣国のマリに領有権主張をつける
- その隣国のティンブクトゥ・コングに領有権主張をつける
- ティンブクトゥ・コングに宣戦布告できるようになる
属国の移譲をしたことはないのだが、領有権主張の連鎖能力だけで十分に役に立つ。
かくしてティンブクトゥ・コングへの宣戦布告も可能に。
ティンブクトゥに宣戦布告し、さきほど停戦したばかりのマリを蹂躙する。
蹂躙し過ぎたのか、モッシがハイエナをしてきた。
ティンブクトゥ陸軍は、トゥアト Tuat 回廊を北上してスース本土を攻める構えを見せていたが、陸軍維持費を最低にして首都ティンブクトゥを攻略していたら、来た道をそそくさと戻っていった。到着するころを見計らって、維持費を1段階上げて迎え撃つ。
士気が低い状態であり、敵方も白兵5の将軍だったが、たぶん陸軍技術レベルと数の差で勝った。
性懲りもなく、イングランドがスコットランド攻略を再開。関係ないけど。
1499年1月、各地の叛乱鎮圧後、コングに宣戦布告
首都が陥落したタイミングで、ティンブクトゥと全体和平。今度もマリの領土を奪い取った。ティンブクトゥは賠償金のみ。
見ての通りフータ・ジャロンが叛乱軍 18,000に襲われていたが、救出は何とか間に合った。その後、輸送船19隻で陸軍を北アフリカに戻し、フェズを攻囲中の叛乱軍も討伐。その後、フロ。その後、チュニス。輸送船を絶え間なく動かして目ぼしい叛乱は概ね鎮圧した。
落ち着いたところで、今度はコングに宣戦布告。
コングと同盟しているフロも再び巻き込んだ。
1500年1月1日、植民主義の誕生 Birth of Colonialism
いつもは、どういう訳かイングランド、カスティリャに取られてしまう制度なのだが、今回は自分が取った。実はけっこう珍しい。
その3へ続く